【凡例】 □ ・・・ インタビュアー ■ ・・・ 鈴木社長
当社は、都筑グループの一員として「お客様の期待を超える商品を早く、安く提供する事で地域、社会とその未来に貢献する」を経営理念として事業を展開しています。農業事業については、都筑グループとして設立した『株式会社夢サイバー』を2020年
5月に法人登録し、本格的な展開を開始しました。
・農業人口減少を踏まえた自給率維持への貢献
・「食べること」を通じての健康促進への貢献
・当社が保有する一万平米の土地の有効活用
を目的としてミニトマトの試験栽培から取り組みを始め、現在は
社名を『株式会社夢ファームいせさき』へと変えて展開しています。
食べる頻度・自給率・嗜好の割合を評価項目として文献やデータベースを調べてみるとトマトが最もニーズを持ち合わせた野菜であることが判り、まずはミニトマトからスタートすることとしました。
トマトにはリコピンやβ-カロテンなど老化やがんを予防する抗酸化
物質も豊富に含まれており、極めて身体に良い野菜であることも
選定した大きな理由の一つです。
第1ステップとして、2020年に当社が保有する空き地を有効利用して100坪のミニトマト栽培用の
実証実験棟(ハウス)を建設しました。栽培農法は、サンゴ砂礫を用いた水耕栽培です。
自然環境の保護を最優先に、揚水や雨水を活用した地球にやさしい農業事業が特徴です。
これと同時にハウス内の環境を最適に保つための環境制御装置の開発を生産技術部門に指示し、トライ&エラーを繰り返しながら製品化を実現しました。この装置によりハウス内外の風力・風向き・温度や大気/土壌の湿度等の安定が保たれると共に、最適タイミングでの水補給が可能となり、農家の方々にとって大幅な作業負担軽減につなげることができます。
環境制御装置の開発は、当社にとって新たな技術ノウハウの手の内化につながり私も満足しています。
〔 オランダ型ガラスハウス 〕
〔 サンゴ砂礫水耕栽培 〕
〔 環境制御装置 〕
実証実験棟での栽培実績結果から、高濃度でリコピン等の栄養素を豊富に含むミニトマトを低価格で安定供給できる目処が立ちましたので、2022年には群馬県で最大となる1,750坪のオランダ型ガラスハウスを建設しました。これを起点としてIT技術を駆使した砂礫水耕栽培で農業事業の拡大を図ります。また将来は自社開発の環境制御装置を製造して当社のブランド品として販売を開始、大型ハウスから小型用までラインナップを充実して行きます。
更に都筑製作所で開発中のミニトマト収穫ロボットが将来導入されることで、収穫作業の大幅な効率アップが図れます。
当社でのミニトマト栽培も継続し、今後は6,050坪(2ha)を超える規模まで栽培面積の拡大を計画しています。これらに向かい一歩一歩前進して行く、そして地域、社会とその未来に貢献する事こそが我々の使命だと感じています。
総合環境制御システムを自社開発
・PLC制御(プログラマブルロジックコントローラ)でハウス内装置をくまなく制御し、
環境データ及びハウス内制御の稼働状況が一目でわかる“見える化”を実現。
・灌水管理(液肥配合、濃度、給水等)、環境管理(天窓、カーテン、加温機、CO2発生
器等)を自動制御で行い設定値もモニター上の操作で簡単に変更可能。
総合環境制御システムの販売
・自社開発した総合環境制御システムの販売を行っております。
・大規模ハウス、小規模ハウス、灌水システムのみ等、幅広いニーズに対応致しますの
でお気軽にお問合せ下さい。
❖ ミニトマトに関するお問合せは下記までお願いします。
株式会社 夢ファームいせさき
住所:群馬県伊勢崎市市場町2丁目968番地1
電話:0270-75-4751
URL:https://yf-isesaki.jp/